テストの結果をもとに度数分布表とグラフを作る

タイトル通りのエントリです。こちらの動画をより詳しく解説した内容になっています。

下準備

テストの結果を準備します。

その横あたりに、画像にあるような点数区分の表を作りましょう。

度数分布表の作り方

度数を数えるにはFRQUENCY関数を使います。

「階級」を設定する

FREQUENCY関数を使うには、あらかじめ「階級」を設定しておく必要があります。

「階級」というのは「その区分に含まれる最大値」のことです。

テストであればたいてい10点刻みなので、階級は次のようになります。

9 [0~9]
19 [10~19]  
29 [20~29]
39 [30~39]
49 [40~49]
59 [50~59]
69 [60~69]
79 [70~79]
89 [80~89]
(空欄) [90以上]

FREQUENCY関数を設定する場所

この関数は度数を数えるものなので、「人数」のところに関数を設定します。
上の画像でいうとH3:H12の範囲です。

普通の関数では式は1つのセルに入れますが、FREQUENCY関数では式を複数のセルにまたがって入力することになります。深く考える必要はありませんが、このために最後の操作が少しだけ普通の関数とは違ってきます。

2つの範囲を指定する

1つめは「データ配列」です。

「どの範囲のデータから度数を数えるか」ですね。
当然テストの結果が入力されているD3:D22になります。

2つ目は「区間配列」です。先ほど設定した「階級」部分のことです。
G3:G12になります。

FREQUENCY関数の注意点

先ほども書きましたが、この関数では「複数セルにまたがって式を設定」します。

そのため、上の画面で[ OK ]を押す代わりに[Ctrl] [Shift] [Enter]をまとめて押す、という操作が必要になります。

ここだけ普通の関数とちょっと違うのでややこしいのですが、ここさえクリアしてしまえばあとは大丈夫です^^

度数分布グラフの作成

グラフはエクセルが勝手にデザインしてくれるのでとても簡単です。
人間がするのは微調整ぐらいですね。

横軸と縦軸を選択する

[Ctrl]を押しながら選択することで、複数の部分を同時に選択することができます。

この場合は横軸の「区分」(「階級」のとなり、F3:F12)と縦軸の「人数」(H3:H12)をまとめて選択します。

棒グラフを選択

度数分布といえば棒グラフですね。

[挿入]タブから[おすすめグラフ]で選択しましょう。

あとはグラフのタイトルとか横軸の数字とかを適当に調整すれば完成です。