【動作動詞】と【状態動詞】の違い

英語の動詞には【種類】があります。

分類方法はいくつかありますが、今回は【動作動詞】と【状態動詞】について解説します。

【動作動詞】

動作動詞とは、「動きが具体的にイメージできる動詞」のことを言います。

run(走る)、write(書く)、watch(見る)、eat(食べる)などのことです。

それぞれがどんな動作なのか、具体的に思い描くことができますよね。

【状態動詞】

状態動詞は「ある状態が続いていることを表す」動詞です。動作動詞とは違い、具体的な動きをイメージしにくいものが多いです。

状態動詞はその性質により、大きく3つのグループに分けられます。

継続的な状態を表す

belong(所属している)、have(所有している)、resemble(似ている)などがこれにあたります。「一定期間続く」のがポイントです。

気持ちや考えを表す

like(好む)、believe(信じる)、remember(覚えている)など、心の動きを表す動詞です。具体的な「動き」はイメージできませんよね。またこれらの気持ちや感情も「一定期間続く」ものです。

知覚や感覚を表す

see(見える)やhear(聞こえる)などです。これらはなんとなく動作がイメージできるような気もしますが、watch(~を注意してみる)やlisten(~に耳をかたむける)のように【人が意識して行う動作】ではなく、単に「見えている状態」「聞こえている状態」ですので状態動詞として扱います。ちょっとややこしいですね。

動作/状態を分ける意味

動作動詞と状態動詞の違いについては分かってもらえたと思います。

では、どうしてこれらの動詞を分けて考える必要があるのでしょうか。「動詞なんか意味が分かればいいでしょ?」と思われるかもしれませんが、ある場合にはこの2つを明確に区別しておく必要があるのです。

【進行形】を使うときです。

進行形にすることができるのは【動作動詞】だけなのです。

以下の例を見てみましょう。正しいのはどちらでしょうか。

「私は彼を知っている」
1.I know him.
2.I am knowing him.

正解は1番ですね。日本語では「~ている」という表現でも、英語にすると進行形にならない、という場合はたくさんあります。
know(知っている)というのは心の働きで、ある程度の時間継続することが前提になる動詞です。進行形は「その時点(瞬間)に行われている動作」を表すため、状態動詞を使うことはできないのです。ここを理解していないと「~ている」という日本語を見るたびに進行形を使ってしまうことになります。

注意点

動作動詞と状態動詞の注意点について、基本的な部分はここまでに述べたとおりですが、いくつか注意しておくべき点がありますので確認しておきましょう。

動作/状態 両方の意味になる動詞もある

例えばhaveには「持っている」(状態)のほかにも「~を食べる」(動作)という意味があります。「持っている」の意味では進行形にすることはできませんが、「食べる」なら可能です。

Jolly is having lunch now.
「Jollyは今お昼ご飯を食べている」

状態動詞でも進行形にできることがある

進行形はある「瞬間」の動作を表すので継続的な状態を表す状態動詞とは相性が良くありません。
ただし、状態動詞でも「これは一時的な状態だよ」ということを強調したいときは進行形にすることができます。

次の2つの文のニュアンスを比較してみてください。

1.My sister lives in Tokyo.
  「姉は東京に住んでいる」

2.Now my sister is living in Tokyo for work.
  「現在姉は仕事で東京に暮らしている」

1の文は「東京で長いことくらしており、引っ越す予定もない」という感じですが、2の文では「あくまで仕事のために一時的に東京で暮らしているのであって、仕事が終わったら元の土地に帰る」というようなニュアンスがあります。

いかがだったでしょうか。

【動作動詞】と【状態動詞】の違いについて考えたことがなかったという人は、これからちょっと意識してみてくださいね。英語を少し深くとらえられるようになりますよ。

【関連リンク】

現在進行形について

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