「できる」だけじゃない!助動詞canの正体

あなたは助動詞canの意味を知っていますか?「~できる」しか思いつかなかった人は残念ながら中学校レベルです。canには他にも様々な意味がありますので、ここで確認しておきましょう。

中心となる意味は【可能】

なんだ、結局「~できる」じゃないか、と思った人、ちょっと待ってください。

「~できる」と「可能」では、カバーする範囲が全く違うのです。多くの助動詞には2つ以上の意味があります。canは「可能」を中心として様々な意味を持っているのです。canの全体像をつかむために、下の図を頭に入れておいてください。

canの意味は【可能】を中心として大きく広がっている

左側の3つが中学校までに習う「~できる」とそこから派生する意味、右側の2つが【推量】と呼ばれる意味です。【推量】とは「推し量る」(おしはかる)ことで、事実かどうか確信が持てないことについて「~だろう」と考えることです。

「~できる」

能力的に「できる」

学校で最初に習うcanの意味ですね。「能力があり、やろうと思えばいつでもできる」ことを表します。

I can speak English, French and Spanish.
「英語とフランス語、スペイン語が話せます」

状況的に「できる」

「できる」には能力だけでなく、「状況が許す」という意味もあります。

Can you come to see me tomorrow?
「明日、私に会いに来れますか」

この例では能力の有無ではなく、「都合をつけられるかどうか」を聞いています。

許可があって「できる」

canは「~してもよい」という許可も表すことができます。

You can use my bike if you want.
「使いたければ僕の自転車を使っていいよ」

否定では「~してはいけない」という禁止の意味になります。

You cannot smoke here.
「ここでたばこを吸ってはいけません」

「~することがある」

冒頭で「~できる」ではなく「可能」だと言いましたが、それはcanが単純な能力だけでなく「可能性」も表すことができるからです。canには「(常にそうではないけれど)~することがある」という意味もあります。~になる可能性を秘めている、ということです。

Tokyo can be very cold in April.
「東京は4月にとても寒くなることがある」

推量「~かもしれない」

事実かどうか分からないことについて「~かもしれない」という意味を持たせたいときにもcanを使うことができます。こちらも「可能性がある」ということを表現します。ただし肯定文で使われることはほとんどなく、主に否定文や疑問文で使われます。その場合、「~なはずがない」「いったい~だろうか」という意味になります。

The rumor can’t be true.
「その噂が本当であるはずがない」

Can the rumor be true?
「いったいその噂は本当だろうか」(とても信じられない)

終わりに

いかがでしょうか。助動詞canの意味は【可能】を核として様々に広がっていることが分かっていただけたと思います。can以外にも複数の意味を持つ助動詞はたくさんあるので、調べてみると面白いかもしれません。

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