【can’t】を【can not】と書かないのはなぜ?

【can】の否定形は?

You can stay here.
「ここにいてもいいですよ」

を否定文にするとどうなるでしょうか。

そうですね、

You can’t stay here.
「ここにいてはいけません」

ですね。

助動詞canの否定形にはcannotという形もあり、

You cannot stay here.

とすることもできます。

【can not】はダメなの?

「ここにいてはいけません」という意味を

You can not stay here.

で表すことは普通ありません。

中学校や高校の英語の授業では

canの否定は【can’t】または【cannot】で、【can not】は使えない

と習ったのではないでしょうか。

でも実はこれ、厳密に言うと間違いです。

【can not】はどういう意味?

助動詞【can】は能力・状況的に「~できる」「~してもよい」という、可能や許可を表す助動詞です。それを否定することで「~できない」「~してはいけない」という不可能や禁止の意味にすることができます。

You can’t / cannot stay here.
「あなたはここにいることできません

stay here「ここにいる」の部分をcan’tが否定しています。

ここで【can’t/cannot】の代わりに【can not】を使うことはできるのでしょうか。

結論から言うと、できます。ただし意味が大きく変わ(ることもあ)ります。

You can not stay here.

この文は「ここにいてはいけません」という意味にもなりますが、

「あなたはここにいないことできます」という意味にもなります。

助動詞【can】が【not stay here】にかかっているんですね。

【can not】が使われないのはなぜ?

You can not stay here.

非常に誤解を招きやすい文です。「ここにいてはいけません」なのか「ここにいなくてもかまいません」なのか、一文だけでは判断がつきません。

また会話文では【cannot】と【can not】を聞き分けることは不可能であり(同じ音ですからね)「~できない」「~してはいけない」以外の意味で使う人はまずいません。

「ここにいなくてもかまいません」という意味を表すのなら、誤解を与えないように

You don’t have to stay here.
「ここにいる必要はありません」

You can leave here.
「ここを離れてもかまいません」

などを使う方が良いでしょう。

まとめ

ここまでの話をまとめるとこんな感じです。

  • 助動詞【can】の否定形は【can’t】または【cannot】
  • 【can not】とすることもできるが、「~できない」なのか「~しないことができる」なのか紛らわしい
  • 【can not】は使わない方が無難
  • 【can not】の代わりに【not have to】など別の表現を使う方が良い

私自身は、実際のコミュニケーションで【can not】を「~しないことができる」という意味で使っている人に出会ったことがありません(書き言葉、話し言葉を問わず)。もし皆さんがこういう例を見つけることがあったら、是非教えてくださいね。

では、今回はこのへんで。

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