英検は1問何点?スコア実例をもとに検証してみた。

英検のスコアは分かりにくい!

英検のスコアを見て、「1問何点なんだろう」という疑問を持ったことはありませんか?

スコアシートを見ると【G1-1】とか【GP2+3】のような【英検バンド】というものが示されていて、自分の点が合格基準点からどの程度離れていたかが分かります。【+1】ならギリギリ合格、【-1】ならギリギリ不合格で、数字が大きくなるほど合格基準点から離れていきます。

でも、こんな数字では「あと何問で合格だったのか」は分かりません。

今回は実例を交えながら、「英検は1問何点なのか」の謎に迫ります。

英検の分野別問題数と配点

下の表は英検(一次試験)各級の分野別問題数と配点を示したものです。

リーディング・リスニング・ライティングのそれぞれに同じ点数が割り当てられていることが分かります。4技能を均等に評価しているわけです。

1級を例にとってみるとリーディングは41問、リスニングは27問、ライティングは32問(実際は1問ですが、内容・構成・語彙・文法8点ずつが割り当てられています。準1級以下はそれぞれ4点)あります。

単純に満点を問題数で割れば1級の場合リーディングは1問21点、リスニングは1問31点ぐらいなのかな、と思ってしまうところですが、全然違います。

英検の【1問の重み】

こちらの表は2020年度第3回の1級リスニングの正答数とスコアです。Twitterで画像付きでスコアをアップしている人のデータをちまちま集めてきました。

スコアゾーンによって【1点の重み】が全く違うことに気付いたでしょうか。一番【1点の価値】に開きがあるのは27問正解(全問正解)と26問正解の部分で、スコアにして73点もの開きがあります。26問と25問も差が大きく、35点開いています。逆に平均点付近ではスコアの差は小さく、1問あたり7~8点の開きしかありません

下の図は、上の表をグラフにしたものです。13点以下のデータがほとんどありませんが、スコアの変わり方はイメージできるかと思います。ひょっとしたら全問不正解でも0点にはならないのかもしれません。

どうやってスコアを出している?

「1問〇点」という簡単な方法では得点を計算できないことは分かっていただけたと思います。では、英検ではスコアはどのように計算されているのでしょうか。

CSE2.0

英検では2016年から【CSE2.0】というスコア算出方法を採用しています。

これは単純な正答数ではなく、問題の難易度や受験者全体の正答率、過去のデータなどをもとにして統計的にスコアを算出する方法のことだそうです。

数学的なことは分かりませんが、メリットとしては

①問題の難易度が変わっても、実力が同じなら同じスコアが出る

②よりきめ細やかに自分の英語力を知ることができる(各技能ごとにスコアが出るため)

③他の資格試験(TOEFL、IELTSなど)と比較することができる

などがあります。

①は特にありがたいですよね。英検も人が作るテストなので、当然難易度の上下はあります。たまたま簡単な問題にあたることもあれば、難しい問題にあたることもあります。そういったものを考慮してスコアを調整してくれるとすれば、テストから【運】の要素をある程度排除することができます。もちろんたまたま簡単な問題に当たった場合にも同じことが言えますので、結局は勉強するしかないのですが。

各技能の配点が均等に

以前の英検は各技能の配点が不均等で、極端に苦手な分野(例えばライティング)があっても他の分野(リーディングとリスニング)でカバーすることができていました。

現在はそれぞれの配点が完全に同じになった上に上述のようなスコア算出法になったので、極端に苦手な分野があると他の分野で挽回することが非常に難しくなっています。4技能をバランスよく身につける必要がある、という最近の流れに乗っていますね。

結局どれくらい正解すればいいの?

英検のスコアは様々な要因で変動するので、「〇問正解すれば合格点」というのはありません。

ただし、英検公式サイトによれば「1級・準1級は各技能7割程度」「2級以下は6割程度」が目安とされています。

いずれにせよ小手先のテクニックで受かる試験ではありませんので、地道に勉強するしかなさそうですね。

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